木曜日, 8月 10, 2023

銀座に向けてのナイフ完結編 No1

銀座に向けてのナイフの続きです。
前回で作成工程の紹介が終わりました。
今回、No1〜No3の完成図をまとめて紹介しようと持ったのですが…。
写真を見ていて、あれこれ載せたい…がたくさんになってしまったので、1本ずつ紹介していきます。

今日はNo1から紹介していきますね。
改めて仕様を。
鋼材はSUS440Cで4mm厚で、刃長150mm弱です。
ヒルト部の口金は銅製で鍛金加工で作成して、黒染めしています。
柄はワイルドオリーブで、彫刻刀で彫った跡をつけています。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
反対側です。
うちの奥さん曰く…包丁みたいとの事。
確かに…。
けど、包丁はユーティリティーな刃物なので、何にでも使えるユーティリティーな刃物です。


柄を下からみたところ。
柄に彫った彫刻刀の跡、スパイラル状に彫ってあります。
手に持った時(右手)、手と直角に当たるようにしています。


柄のアップ!。
彫刻刀の跡がいい感じだと思いませんか?(自我自賛)。


柄の尻です。
スパイラル状の延長で、柄の尻は渦巻き状にしました。


ケースです。
ネイティブ系に仕上げました。
作成工程でも紹介していますが、中身は木製で、革を貼っています。
下の方、革紐の飾りを付けています。
全面に付けようかと思ったのですが、何かひつこい感じがしたので、半分にしておきました。
左右の合わせ、縁の縫いは、豚革でやってます。
麻紐は使っていません。


革紐の飾りの付け根にはボーンビーズを付けてアクセントにしています。


上から。
口側のリングは鉄芯が入っています。
また、リングの取り付けは革紐になっていますが、革紐にはケブラー糸を編み込んでいます。
リングの取り付けの革紐、先端は豚革(白い革)で巻いて閉じています。
その先端にボーンビーズを付けています。


上部のアップ。
茶色の革(牛革)を撚った革紐でリングの革紐を固定しています。
が、この下にケブラー糸を何重にも巻いて、完全に固定しています。
革紐はケブラー糸を隠すために巻いてます。


鞘の口です。
口の部分は豚革の銀面を使っています。


口側の下から。
口側のところに小さな牛革のリングを設けました。
ここに紐を通し、上のリングに回して、肩から下げる事ができます。


改めて先端の革紐飾り。
縁を縫った革と同じ豚革の紐です。


ケースに入れた状態。
柄の口金部分が隠れる感じで一度テンションがかかり…


さらに押し込むと、竹のロック機構?に口金の鋲が咥えられ、ロックがかかります。


ナイフを収めた状態での上から。
リングが良い感じだと思いませんか(自我自賛。
このリング、紐で固定されているだけなので、かなり自由動きが可能です。
このリングに直接ベルトを通しても大丈夫です。


長くなってしまいましたが…紹介はここまで。
次回のナイフショー、関のアウトドアズナイフショーに持っていきますので、是非みてみてくださいね。

次回はNo2を紹介します。
ではでは、今日はこんなところで。

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