今日は、先日某通販サイトから購入した、タップ&ダイスについて。
タップとダイス、知らない方はいないと思いますが、一応解説を。
タップは写真の右側の棒状のもの。
穴にネジを切るための道具で、雌ネジを切ります。
ダイスは写真左の丸いもの。
丸棒にネジを切るための道具で、雄ネジを切ります。
さて、こちらのタップ&ダイスは普通のとちょっとピッチが違います。
M8(ネジ径が8mm)の標準的なネジピッチ(ネジ山の間隔)は1.25mmとなりますが、今回購入したのはネジピッチ0.5mmの極細ピッチのものです。
新しいボールペンを試作するため、購入しました。
けど…あれ????。
何か変なんですよ…。
というわけで、続きは下をポチッとな!。
さて、そんなわけで、早速8mmのパイプにネジを切ってみました。
M8ですから、丸棒の8mmは普通にネジが切れる…はずなのですが、なかなか噛んでくれません。
試行錯誤?というかほぼ力技??でなんとか噛ませようとしましたが、どうやっても無理!。
で、8mmのパイプを見ると…まるでカミソリのような残骸が…(写真の右側)。
この8mmパイプ、肉厚は0.5mmあります。
この厚みがほぼほぼゼロに!。
ちなみに、M8の雌ネジの下穴は7.5mm。
ということはネジ山の高さは0.25mm。
ネジを切った後には、0.25mmの厚みが残るはず。
けど、ほぼ0!…どういうこと??。
0.5mmの肉厚を全て削ってしまったということですね。
ちなみに、右側のは同じ0.5mmピッチのM3のネジを切ったもの。
φ3mmの厚み0.5mmのパイプです。
当然ネジ山の高さは0.25mm。
ちゃんと0.25mmの厚みが残っています。
結論から言うと、これ、M7.5の0.5mmピッチのダイスのようです。
なにか貴重な?変速サイズのダイスです。
で、もしかして…と思って、タップも試してみました。
M8なので、当然、外径は8mm。
こちら、φ9mm、厚み0.5mmのパイプは内径8mm。
本来であれば、この内径8mmにスルスルと入っていくはずなのですが…。
スルスルどころか、きれいにネジが切れてしまいました。
ということは、このタップはM8.5の0.5mmピッチということになりますね。
なんともお粗末…。
はるか大陸から船便で届いたのですが…。
まぁ、希少な変則タップ&ダイスを手に入れた…と、ポジティブに考えて…。
新しいM8のものを買い直します。
ではでは、今日はこんなところで。
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