日曜日, 2月 04, 2024

銀座に向けての3本 の16

昨日は失礼しました。
また…ちょっと呑みすぎて…バタンキューでした。

さて、今日も前回のナイフの続きです。
柄の彫りも終わったので、さらに一工夫?していきます。

ネイティブ、石器ともに、昔々は「割込み」で柄に固定していたと考えています。
柄になる木や角などを割る又は切る、彫るなどして、溝を作り、その溝に刃を嵌め込んで、動いたりしないようアスファルトや松脂、膠などで固定していたと考えています。

ですが、私の作るナイフは、すでに紹介している通りタング(柄に埋まる部分)のナイフなので、「割込み”風”」の感じを出します。

彫刻刀で、溝を掘っていきます。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
溝は、刃厚に合わせ、不自然にならないような感じで彫っていきます。
上のがネイティブ風で、下の写真は尖頭器型石器風の柄の部分です。


こちらは包丁タイプの石器風の柄です。


3本共に、あまり短すぎず長すぎず…いい塩梅で彫っていきます。
ちなみに、この後、固定用の革紐を巻いて(フェイクですけど)雰囲気を出すので、その分も含めてやや長めに彫っています。

さて、すでに刃と柄は固定されていますが、この上からアスファルト風のエポキシを被せます。
エポキシ接着剤に黒の顔料を混ぜ込みます。
あと、エポキシは5分硬化の早いものを使います。
いつも接着に使っている90分〜24時間のものだと、「アスファルトを盛ったよ」という?凸凹感が出せません。
どういう事かというと…、硬化時間の長い接着剤は凸凹に盛っても、すぐに滑らかに(テカテカに)なってしまいます。
なので、どんどん硬化する(盛っている間からどんどん固まっていきます)5分硬化の接着剤を使います。
すでに硬化時間の長い接着剤で刃と柄は固定されており、表面(見えるところ)だけの処理になります。

ちなみに、私が接着剤を使う時は、写真のように、商品などのパッケージに使われている「硬ボール」を小さく切って使っています。
表面がコーティングされているものが殆どなので、接着剤も染み込まず、惜しげなく使い捨てできるので、いろいろな商品のパッケージを(気がついた時に)取っておくようにしています。


毎度のお約束?ですが、作業中は写真が撮れません。
なにせ、硬化が本当に早く…今回3本の処理をしましたが、2本目でほぼ完全硬化してしまい、3本目はあらためて接着剤を作り直すくらいです。
で、接着後の画になりますが、こんな感じの「アスファルト風」接着剤になります。


勿体ぶるわけではありませんが、どんが感じになったかは次回(明日)に。
ではでは、今日はこんなところで。

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