銀座に向けてのナイフの続きです。
さて、ブレードも最終段階まで完了し、口金もできて、柄の合わせも終わりました。
ので、いよいよ接着します。
接着の基本(準備)をいろいろと。
先ずは写真のように表面の荒らしですよね。
できるだけ表面積を大きくして、接着効果を高めます。
では、続きは下をポチッとな!。
写真には取っていませんが、接着の準備でもう2点ほど。
汚れ落としと脱脂ですね。
汚れには水性と油性2種類?あると思いますので(個人的な思い込み)、水を含ませたキムワイプ(拭き取り専用紙)で接着面を拭いたあと、アルコール(IPA)で拭きます。
IPA(イソプロピルアルコール)は油性の汚れ(マジックなど)と脱脂のを兼ねています。
で、前処理が終わったのでいよいよ接着。
接着剤はエポキシ(2種混合接着剤)を使います。
私の定番?、「コールタールの接着風」にするため、黒の顔料を入れます。
膠風も考えたのですが、膠のオレンジ系より、あえて黒い接着剤が見えた方が「らしい」感じとおもいましたので、コールタール風にしました。
毎度ですが、接着中の写真は全くありません。
時間との勝負(硬化の遅い接着剤なのでそんなに焦りませんが)&手がベトベトになるので、撮影は無理ですね。
で、接着完了。
口金と柄の隙間&口金とブレードの隙間に、しっかり接着剤を入れ込むのに難儀しました。
柄とブレード、口金も結構タイトにできているので、抑え(スコヤ)などで固定することはしていません。
以前、この状態からスコヤで固定したら、曲がってしまった苦い経験がありますので…この状態(ブレードの自重で抑え?)のまま、24時間放置します。
余談ですが、削りカスを採ってあります。
あまり他の材料が混ざらないように採取してあります。
実は、奥様が色々と染め物をしておりまして、銘木のファルナンプコ(元々染色剤)でナイフを作った時、良い色に染まったのを機に、削りカスを所望されております。
今回も、3種、削りカスを捨てずに集めています。
なにせ「SDGs」の時代ですからね。
資源の無駄がないように?心掛けています。
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