今日はお題の通り、関に向けた石器風の最終話になります。
当初、紹介していたナイフ本体の完成までは、こちらで紹介しましたが、ケースの作成については…他の2本と同時進行のため、写真を撮り忘れることが多く、ろくな紹介ができませんでした。悪しからずです。
とりあえず、完成写真はすでにお披露目しているので、今回は数少ない写真から、ケース作成のポイントだけピックアップしますね。
先ずは、昨日も紹介した、吊り下げようのリング(革の輪っか)の固定方法です。
基本的には弾性系接着剤(スーパーXなど)での接着ですが、万が一剥がれてしまっても大丈夫なようにケブラーの糸を何重にも巻き付けて補強しています。
今時の接着剤はとても優秀で、まず剥がれる事はないと思いますが、予備というか気休めというか?…売る側として安心してお渡しできるので、まぁ、製品保証のような意味合いですかね?。
では続きは下をポチッとな!。
今回、関に持ち込んで、嫁いで行った小型の石器風ナイフのケースです。
このナイフ、関に行く直前…最後の最後に完成したので、写真も取らずに嫁いでしまいました。刃体は5cmあるかないかの小さなナイフですが、ケースは首から下げることを中心に考えたため、同じように補強しています。
ナイフとケースを合わせてもそんなに重くないナイフなので、オーバーな感じもしますが、こうした処理をしておくと、売る側としても安心してお渡しできます。
あともう一つ。
昨日、吊り下げ用輪っかの革紐にケブラー糸を仕込んで強化しているのを紹介しましたが、もう一つ。
少し大型のナイフ、特にネイティブ系には革のリングを付けて、見た目をカッコ良く?しています。
革のリング、こんな感じのものです。
小さいリングは紐などを通せますし、大きいリング(直径7cmくらい)のものは、ベルトにも通せます。
取り付けはもちろん、補強をしっかりしていますが、実は中身もかなり強く作っています。
リングの中身は鉄の輪っかを入れてます。
写真のはキーホルダーに使われる2重のスプリング系リングですが、大きいものはステンレスの繋ぎ目がないリングを使っています。
このリングに、ケブラー糸を何重にもした「足」をつけ、コレを芯にして革を巻き、上の写真のようなリングを作っています。
石器風・ネイティブ風のケースは見た目が何より重要!。
ですが、実用的でもないと…ただの飾り物になってしまうので、実用に耐えられるように、細かいところに色々細工しています。
さて、最後に革の端処理について。
石器風・ネイティブ風のケースは、スパッとした切り口の革がどうも不釣り合い。
革を割いて?石器などで扱き切って?る感じを出したいので、普通に鋏などで裁断した後、石器風ナイフで切り口をボロボロに荒らして「風合い?」を出しています。
写真に写っているのは、もう10年以上前に作った石器風ナイフの試作品です。
今でも重宝しています。
余談ですが、このナイフは一度も刃を研いでいません’(ランダムなセレーション刃です)。
こういったナイフのケース作りにはいつも活躍していますし、ダンボールの解体はお手のもの。結構重宝してて、こまめに使っていますが、切れ味は変わりませんね(ちょっと自慢)。
では、このシリーズはこんなところで。
そうそう、完成品を見たい方は、以前の投稿を見て下さい。
一応リンクを貼っておきます。
ではでは、今日はこんなところで。
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