昨日に引き続き、ペン作りの後編です。
別に企業秘密でもないのですが、ペンの尻につけるノック部分の作成について、写真を撮り忘れてました。また次に作ったら紹介していきますが、基本的に真鍮や銅の丸棒と真鍮パイプを組み合わせたものです。
で、いきなりですが、組み上げたノック部品の加工からスタートします。
ノック部品にボルトハンドル(一応ボルトアクションボールペンなので)を取り付けるための穴あけをします。
この時、芯がズレてしまうと…せっかく作ったノック部品がお釈迦になってしまうので、先日も紹介した治具を使って、ちょうど芯を貫通するように穴あけ加工をしていきます。
写真ではテーブルの左においてある真鍮の角材ですが、コチラは前にも紹介しているので…コチラを見てみてください。
ちなみに、ボルトハンドルはM3のネジを切りますので、M3の下穴の2.5mmで穴あけします。
では、続きは下をポチッとな!。
下穴にねじ切りします。
タップはM3、0.5mmピッチだったかな?。まぁ、標準的なタップです。
ボルトハンドルの加工です。
コチラは銅で作ります。
銅は真鍮より若干柔らかいですからね。
芯の出し入れする時、カチカチとやるんですが、この時、けっこうペン本体にストレスかかるんですよね。ボルト用の溝の後端が変形して(潰れて)捲れて来ます。これを少しでも少なくするために、若干柔らかい銅を使います。
銅の径は3mmです。
これを適当な長さ(加工のことも考え若干長め)にカットしていきます。
切り出したのがコチラ。
そして、ダイスでネジ切りです。
若干長めに切ったのは、ダイスでネジ切りする時、咥えをしっかりしないと「共回り」してしまい、一向にねじ切りできないので…。
しっかり加えられるよう、少し長めに切り出しています。
ちなみに、ダイスはもちろんM3です。
そして、ボルトの先端に真鍮のビーズを取り付けて終わり。
この段階では、ビーズを接着していません。
1本1本微妙に(ビーズの位置の)高さが変わるので、後ほど組み込みの時に調整しながら接着していきます。
で、ジャジャーン!。
とりあえず、完成。
今までこんなに多くのものを作ったのは初めて。
結構しんどい作業でした。
この段階では、まだヤスリ目が残っているので、ペーパー掛けをしてヘアライン仕上げをして完成となります。
ヤスリ目取るのもヘアライン加工するのも結構しんどいので、ぼちぼちと作業をしていきます。
前編、後編と書いて来ましたが、ここに書き切れない細かい作業は省いてます。
この本数作るのにえらい時間かかりましたよ…。
ではでは、今日はこんなところで。
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