木曜日, 6月 01, 2023

銀座に向けてのナイフ6

銀座に向けてのナイフの続きです。
5本、きっちりと切り出し完了です。
一応…型紙通り!(当たり前)。
5本もあると、説明するのにどのナイフ??ってなるので、No.を振りました。
上から1番として以下5番まで。
ちなみに、1・2番がクロモ7で3mm厚。
3・4・5番が440Cで4mm厚です。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
改めて、切り出した鋼材たち。
タング(柄に埋まる部分)に切ってある溝は、接着効果を高めるために入れてます(サキタマのナイフ屋さんのパクリです)。


せっかくなので、反対面も。
ブレードに引いてある線は、ベベルストップ(刃面の立ち上がり部分)の目安です。


さて、ここから苦行?の始まり…。
ナイフの削りは…もう半年くらいやってないかなぁ。
超久しぶりなので、感覚が鈍ってるし、筋肉も退化してるかも…なんて思いながらスタート。
ヤスリはいつもの?鋸ヤスリです。


ちなみに、ヤスリ掛けする時は、こういう角度で掛けるのではなく…


こんな角度で掛けていきますよ。
刃面に直角に当てて掛けると、なかなか均一に削れなくて、ベベル(刃面)が凸凹になってしまいますからね。
斜めに掛けると、広い面積にヤスリ掛けすることになるので、凸凹になりにくいです。


あと、ヤスリ掛けする時に左手をヤスリに添えますが、鋸ヤスリは非常に痛い!。
ので、革の端材を当てて手を添えてます。
他の(普通の)ヤスリでも、革の当て物するだけで結構楽になりますよ。


さて、削り始めましたが、最初はこんな感じ。
角度は30〜40度くらいの急な角度で削りを入れます。
これで、中心線ギリギリまで攻め込みます。


写真は削り終わって、目安となる赤マジックを塗った後。


もっと拡大すると、こんな感じ。
中心線まで0.3mmくらいかな?。
あまりギリギリすぎると、「うっかり」やってしまった時に、取り返しがつかなくなるので、ヤスリ作業に自信のない方は、もう少し控えめにしたほうが良いかもしれません。
ちなみに、片面0.3mmでも両面になれば0.6mm!と結構暑くなってしまいます。
ので、両面のグラインドが終わった後、粗目のヤスリ目を取る段階で、もう少し攻め込み、最終的には両面で0.1〜0.2mmくらいの厚みにしています。
まぁ、この辺りは後の工程で紹介します。


では、今日はこんなところで。

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