私のメインで作っているペンは、鍛金加工のボルトアクションペンですが、この他にも、ツイスト式(回転式)のボールペンも制作しています。
ツイスト式のペンは現段階で2種類。
ボディー全てが手作り(中の機構は流用)しているペンと、できるだけペンキットを流用したペンの2種類です。
今回は、ペンキットを流用したペンです。
このペンは(現段階で)唯一ペンクリップを付けたモデルとなります。
写真は前段階(試作?)でペンクリップはついていませんが、基本このタイプにペンクリップをつけて「メモ帳用のペン」とします(銅と真鍮の2種類)。
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さて、ペンキットというのは、あまり聞き慣れないと思いますが、オフコーポレーションという静岡にある会社で、木軸用のペンキットとして販売しています。
私も一時期(単身赴任中)、ハマって木軸ペンを作りました(結構楽しいです)。
こちらがキット一式です。
インナーパイプとリフィル、芯を繰り出すメカ、口金、尻の金具、中間のリング、ペンクリップからなっています。
これを、そのまま組み込んで作ったペンがコチラです。
これでも全然問題なく、それなりに金属ペンの楽しさ(経時変化)をたのしめますが…。
口金・尻金具・ペンクリップ・中間のリングはメッキ処理されているので、経時変化しません。経時変化したところとピカピカのメッキ部分のコントラストを楽しむのも「あり」ですが、どうせだったら一緒に経時変化した方が面白いですよね。
ということで、ペンキットの口金部分、尻金具のメッキを剥がしていきます。
ちなみに、口金も尻金具もベースは真鍮でした。
剥がすと言っても、化学処理(電解?)ではなく…もっと原始的な方法で「削って」いきます。
本来でしたら、旋盤にセットして加工なのでしょうが、私は「まだ」旋盤を持っていません(近日購入予定)。ので、ボール盤に咥えてヤスリを当てて加工しています。
右が加工前、真ん中が中目ヤスリでメッキを剥がした状態、左が#1000まで仕上げて研磨剤で磨いた状態です。
尻の金具も同じ様に。
左がノーマル、真ん中が中目で削りとったもの、右が仕上げたモノです。
削りながら、少し寸法の調整もしますので…、結構な削りカスが出ます。
ちなみに、クロムメッキや金メッキをかけるときには、その下地に銅メッキがされていますね。
クロムなどが剥げてくると、下から銅色が出てきます。
初めて削った時は、銅でできてる??って勘違いしました。
あと、銅は結構厚くメッキされているので、取るのに手間取ります。
ではでは、今日はこんなところで。
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