木曜日, 6月 08, 2023

銀座に向けてのナイフ13

銀座に向けてのナイフの続きです。
あっちをやったりこっちをやったり…あまり統一性のない作業手順の様に見えます。
が、間違っても傷がつきにくい、また、万が一傷つけてしまってもリカバリーしやすい様に、工程を考えて作業しています…ので、ご勘弁を。

さて、そういう訳で、またベベル(刃面)に戻ります。
今度は中目のヤスリ目取り。
ヤスリは、できるだけ「そ〜〜っと」掛けたので、あまり深い傷はないと思いますが…。
ここからは油砥石でヤスリ目を落としていきます。
砥石は#400のスティック状の砥石です。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
ヤスリ目はブレードに対して斜めに掛けていますので、砥石はブレードの方向に沿って掛けていきます。
下の写真で、ポイント(先端)近くに斜めの黒い筋がかすかに見えますが…これがヤスリ目になります。
ここでも力を入れ過ぎずそ〜っと…適度な圧力をかけながら掛けていきます。
焦るあまり、力強くやってしまうと、砥石が欠けて「巻き込み事故?」を起こし、深い傷を残してしまう可能性がありますので…「そ〜っと」です。
そして、もうひとつの約束事(テクニック)。
傷が取れないからと、1箇所だけ執拗にやっていると…その部分だけ凹みます。
ベベル(刃面)が凸凹になって、とてもカッコ悪いです。
ので、小さい傷が残っていても、できるだけ広く全体に当てていくようにします。


で、全てのヤスリ目がなくなり、一応この面の完成です。


これを3本分、6面分やります。
正直、手・指が痛い!。
後半、マスキングテープをぐるぐる巻いて、お尻には皮の端材を巻きつけて作業しました。


という訳で、苦行?の成果…。
3本分、6面のベベル、それと背と腹のヤスリ目取りが終了です。


ではでは、今日はこんなところで。

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