日曜日, 6月 04, 2023

銀座に向けてのナイフ9

銀座に向けてのナイフの続きです。
前回でも書きましたが、当初5本予定していた銀座向けのナイフ、無謀な計画だったため3本に縮小して進めることにしました。
5本中、No1とNo2の2本、共にクロモ7の3mm厚のものですが、コチラは銀座の後、ゆっくりと仕上げたいと思います。

さて、3本に集中して作業を進めます。
ベベル(刃面)の荒削りが終わったので、リカッソ(刃の付根)部分の加工に移ります。
この部分、綺麗に磨かないで、ヤスリ目か槌目にする計画です。
ヤスリ目をいろいろ試したのですが、なんかイマイチ!。
なので、今回は3本とも槌目風にして作業を進めます。

槌目風とは…鍛造で整形した際、ハンマーの打点が模様となってそのまま残ったものですが、私の場合、これを削りで表現します。
φ50mmくらいのルータービット(砥石)で、丸く凹みを作っていきます。
超久しぶり(◯年ぶり)の加工なので…ちょっと端材で練習!。
まぁ、OKですね。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
で、いきなりですが、ルータービットでの削りが完了!。
作業中は一気に掘り進めますから…写真を撮るタイミングがありません。


ちなみに、ルータービット(砥石)は#60なので、見た目もザラザラで槌目には見えませんから、ゴム砥石で磨きをかけていきます。
#80のゴム砥石で#60の砥石目を消していきます。
完全に消し切ってしまうと…せっかくの山も崩れがちになるので、ある程度の傷は「鍛造風」の風合い?として残します。
この後、同じゴム砥石の番手を上げて#180で#80の目をならしていきます。
ここでもやり過ぎは山がダレるので、控えめに…です。


反対面も同じく。


引き続き、No4も加工していきます。


No3も進めていきます。


そして、3本とも完了。
槌目の大きさが少し違いますが…、まぁ雰囲気はいい感じなのでOK。


反対面、こんな感じです。


ではでは、今日はこんなところで。

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