今日から新シリーズ?の始まりです。
先日3月31日付けで定年退職された先輩に贈ったナイフです。
他にも自分用とか…、色々あったので同じ系列で3本作る事にしました。
ブレード(刃)の形はまるっきり同じ形です。が、柄の形が違った3本を作っていきます。
この写真は型紙ですが、上から退職された方へのプレゼントナイフ。
真ん中が弟用。最近釣りを始めて、小鮎を捌くためのナイフです。
下が私用のテーブルナイフです。
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続きです。
切り抜いた型です。
1の写真とは順番が逆さまになっています。
ちなみに、上の私用はATS34。下の2本はクロモ7で作ります。
鋼材に型紙をセットしてケガキを入れます。
コチラは3mm厚のクロモ7です。ちょうどキレイに2本分取れます。
で、ケガキ線に沿って切り抜きます。
曲線や入り組んだところは、ボール盤で穴開けして糸ノコで切り抜きますが、直線に近いところは鉄ノコでダイレクトに切ります。
3mm厚だと意外と簡単に切れますね(今まで5〜6mmの鋼材を相手にしていたので…)。
そうそう,鋼材を切り出す前にやる事がありました。
色々な穴開けです。
刃物の形になってからより、型を切り出す前の板状の方が穴開け加工は正確にできるかな?と思います。
穴開け位置を正確にケガキ直して、ポンチを打ちます。
この穴は6mmで開けますが、ポンチ跡にチゼル(ドリルの先端?)が入らないので、中心がズレないように、ポンチ跡に合うチゼルの小さい3mm径のドリルで軽くザグリを入れておきます。
6mmのドリルで穴開けです。
やっぱり5mm以上の径での穴開けは緊張しますね…。
こんな感じで2カ所穴開けが完了しました。
ではでは、今日はこんなところで。
3本同時ですか、大変そうですねえ。
返信削除(でも「大変」を楽しんでおられますね)
聞きなれない材料なのでググって見たんですが
高級ナイフ用とか、カミソリ用とかでなんだか硬そうですねえ。
加工性はどんな感じなんでしょうか。
銀爺さん、こんばんは。
削除コメントありがとうございます。
3本同時でも、これくらいのサイズだと、そんなに苦になりません。
けっこう効率は良いですし、楽しみながらもできます(^o^)/。
クロモ7、そうですよね。なかなか普段は縁のない鋼材ですね。
とにかく錆びに強い鋼材です。私の好きな440cより錆びないですよ。
で、硬度はやや低めで、鋼材としては柔らかい部類です。
私は柔らかめな鋼材が好みです。
硬い鋼材に比べれば、刃持ちは悪いですが、研ぐ楽しみがありますよ。
まぁ…オタク的な楽しみですかね?σ(^_^;)。