昨日、一昨日と失礼しました。
今年の忘年会も全て終わりましたよ。あとは家呑みでチビチビとやるくらいです。
さて、今回で、このシリーズ完結となります。
完成品の羅列…と言ってもナイフ本体(ロケット)とペーパーナイフ(流れ星)と置台(火星の情景)しかありませんからね。
要は3枚の写真で終わってしまうんですね。
これではいくら何でも面白くないので、今回のナイフ本体、ロケットの構造についてチョッと書いておきます。
先ずは完成品の写真から。
パッと見ナイフとは思えないでしょ〜?。
まぁ、こんなスタイルが私流です。
では、ここから文章が多くなりますが…
長くなるので、続きは下をポチッとな!。
ロケットの構造は下の写真のようになっています。
一番苦労したし、一番悩んだのが…ブレード(炎)の中にどうやって「炎の芯」を入れるかという事。ただ接着剤でくっ付けただけでは強度的に全くお話しにならないです。接着剤だけでは軽い衝撃が加わっただけで取れてしまいます。ナイフとして、それなりに使っても取れない様にガッチリ固定されていないとダメですよね。
それと、ナイフのブレードの固定方法。ロケットの形にした事で、変な所にピンを打つ訳にもいかない。おまけに、金属でハンドル(ロケット本体)を作るので、今までの木製ハンドルの様に、上手くブレードを埋める細長い穴開けが必要になります。そのためには今持っていない、大型のフライス盤が必要になりますが、我が家の現状では無理なんですよね。
そこで、色々考えに考えて思い付いたのが、下の写真の様な構造。
このシリーズのNo5でも紹介していますが、ブレードに縦の穴開けをして、そこにピアノ線を通して、炎の芯となる銅の部品を固定します。
そして、本体とブレードの接続は、φ10mmの真鍮丸棒に3mmの切れ目を入れて、そこにブレード本体が固定される様にして、丸棒を本体に固定するという2段階の固定方法です。
丸棒にした事で、本体に対してブレードを自由な角度で固定できる様になったため、この後の工程がとても気楽にできる様になります。
この後の工程というのは、ロケットの羽根4枚とブレードの位置関係。
最初からブレードの角度が決まってしまうと、それに合わせて「正確に」45度の角度で羽根を埋め込む溝を作らなければなりません。そのためには1度の加工で全ての溝切りを行わなければなりませんね。フライス盤から材料を外してしまうと、再度の取り付けがとても大変になりますし、チョットでも狂えば、それまで加工した物がお釈迦になってしまいます。なので、ブレードを埋める溝と羽根を埋める溝を同時加工しなければなりませんが、工程的、技術的、そして大きなフライス盤がない事の物質的な事から不可能でした。
そこで、この方法、丸棒でブレードを好きな角度に固定することができる様になり、羽根が固定されてから、その羽根に合わせ接着ができる様にしました。
そして、全体の構造がコチラ。
とりあえず、実用にも堪えられる様に…。変な形はしていますが、「ナイフ」なんですから
使えなければ…使っていて壊れてはダメですからね。で、実用に堪えられる様にただ接着するだけではなく、溝に埋め込む、芯金を入れるなどして強度も考えながら作っています。
他にも色々こだわった所もありますが、さすがに文章ばかりではつまらないので…。
今回はこんな所で。
では最後に、作品を。
こちらは流れ星のペーパーナイフ。
そして、コチラが重いがたくさん詰ったロケットナイフ!。
改めて、全体像です。
ではでは、今日はこんなところで。
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