金曜日, 7月 21, 2023

銀座に向けてのナイフ38

銀座に向けてのナイフの続きです。
ケースにスッポリ、スムーズに入るようになったので、これからいろいろとギミックを付けていきます。
ギミックと言っても大したことはないのです。
先ずは、ナイフをホールドするためのギミック。
用意する材料はコチラ。
普通にホームセンターでも売っている竹です。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
私の自論ですが、鞘等の革や木の工作物に「バネ」の部品が欲しくなった時、鋼材(バネ鋼板やステンレス製のバネなど)は使いません。
革や木は水分を多く含んでいますので、どうしても錆びの原因になります。
鋼材などの錆びやすい物を、ケース内に組み込んでしまうと、作ってすぐは問題ないですが、錆が生じて…いつかは朽ちて機能しなくなります。
その点、竹は革や木と同じ性質なので、湿気にも強く、もし朽ちたとしても、その時はケース本体も同じようになっている筈です。
と、御宅を並べましたが…そのような訳で、竹をバネがわりに使います。
で、必要な長さにカットします。


カットしたら、分割。
分割は鑿を入れて「割って」いきますね。


分割はとても簡単!。
サクッと真っ二つに。


さらに分割して短冊状にします。


で、ケースに当ててみます。
こんな感じですね。
そうそう、今回のギミックは、ナイフを止める(固定する)ためのギミックです。
柄の口金につけた鋲を留め金にして、ここに合うように竹のバネに切り込みを入れて固定します。


長さが決まったので、竹を加工していきます。


竹は、表面は硬くてバネ製も強いのですが、内側は結構柔らかい組織になっています。
ので、柔らかい部分を削り落とします。


それから、ナイフが入りやすいように、少し斜めに削りを入れます。


そして、肝心なところ。
先に話した、ナイフの鋲の形に合わせ、溝を削っていきます。


これで、ナイフが入った時、写真のように鋲が溝に入り込み、ナイフを固定してくれます。


今日はちょっと長かったですね。
ではでは、今日はこんなところで。

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