前回で、ブレードベベル(刃面)が削り終わったので、これからナイフに「趣き」を加えたいと思います。
「趣き」って??。
まぁ、大した事ではないのですが…、鍛造風に鎚目を加工しようと思います。
私の鎚目作りは、ハンマーで叩いて作るのではなく、削って作ります。
先ずは道具から紹介。
コチラは…ちょっとマニアの方にしか判らないかもしれませんが…。
ボール盤にセットしたコチラのモノは??。はてさて、何でしょうか?。
![登山ナイフ134](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912727.v1453983329.jpg)
思わせ振りではないのですが…、続きは下をポチッとな!。
続きです。
ボール盤にセットしたモノの、先端部分。
フレキシブルシャフトです。
ドリルの回転を自在シャフトを通して、この先端に伝えます。
ルーターと同じ様なものですが、何が違うかと言うと、先ず大径のモノを挟む事ができる事。
ルーターですと、2〜3mm程度の軸しか挿めませんが、このフレキシブルシャフトは6mm以上のものを挿めます。
あと、ボール盤の回転ですから…とても回転数が遅く、その割にはとてもトルクがあって、強く押し当てても止まる事がありません。
なかなか良い研削道具です。
![登山ナイフ135](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912735.v1453983338.jpg)
さて、このフレキシブルシャフトに大径の砥石を付けて、こんな感じで、丸く凹みを彫っていきます。
だいたい同じ径の彫込みにしていきます。一応、鎚目を表現するつもりなので、同じ径でないとおかしいですよね?。
![登山ナイフ136](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912740.v1453983347.jpg)
で、実はこの時点で…ブレード(刃)の背側と腹側の処理をしていない事に気が付きまして…。
急遽ヤスリ加工に戻り、背側と腹側を丸めていきます。
![登山ナイフ137](http://art17.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912744.v1453983356.jpg)
こんな感じで丸めます。
写真は割愛していますが、最初角を落として、さらに角を落として…、曲面を作るのと同じで左右対称に多角形を作って、それを最終的に丸めます。
![登山ナイフ138](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912750.v1453983366.jpg)
腹側も…
![登山ナイフ139](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912757.v1453983374.jpg)
こんな感じで丸めますよ。
![登山ナイフ140](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/232912761.v1453983383.jpg)
ではでは、今日はこんなところで。
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