月曜日, 1月 03, 2022

Ben2のフォールディングナイフ の6

改めて、明けましておめでとうございます。
今年初めてのナイフネタですね。
ちょっとサービス?で工程を進めていきますね。
前回、ブレードを#600まで磨き、焼き入れに出しました。
1週間ほどで戻って来ましたので、これを磨いて…磨きの工程は映えないし、今までもたくさん紹介していますので割愛しますが、#1200→#2000→研磨剤(青棒)でプチ鏡面まで仕上げています。

ここからはケース?…というかボディー?の作成に入っていきます。
まずは真鍮平板を用意。上下側は1.5mm、サイド側は強度等を考えて2mm厚の真鍮で作ります。
先ずは、上下側の1.5mmの真鍮をブレードの幅に合わせて5mm(元は6mm幅)に削っていきます。


では、続きは下をポチッとな!。
続きです。
サイド方向の加工の写真はありませんが、上の写真と同じように削ってブレードの高さに合わせます。
2本分の材料の写真です。
左の4枚が上下方向、右の4枚がサイド側です。
それぞれ、ブレードの穴に合わせて上下方向は5mmの位置、サイド側は10mmの位置にポンチを打ってあります。ここから穴あけをします。
上下方向は2mm、サイド方向は3mmの穴あけをします。


さて、もう一つの材料。こちらはブレードの厚みと同じ5mmの真鍮角棒です。
所定のサイズに切り出します。


切り出した角棒の端面処理をして直角を出し、仮組み用の銅のピン(φ2mmとφ3mm)をそれぞれ用意します。
一応部材が全て揃いました。
あとはこれを組んでいきます。


組むと言っても、まだまだ加工は必要です。これから真鍮パーツを作っていきます。
先ずは、位置決めをしてクリップで仮止め。
ここからロウ付??いやいや…ハンダ付していきます。
一応、業界用語?だと450度以上をロウ付、それ以下をハンダ付と定義している様です。
ちなみに、ここで普通のロウ付(銀ロウ)すると600度以上の熱をかけることとなり、真鍮が焼き鈍ってしまいます。焼き鈍ってしまうとグリップ部分となるのに強度的にどうかと??。思います。ので、ここは低温ロウ(ハンダ付)にします。
仮組みした部材の上に鉛フリーのハンダを乗せます。


フラックスを染み込ませて、バーナーで軽く加熱。
スーっと接合面に流れ込んでハンダ付完了です。
ちなみに、こちらは上下方向の部品。


こちらはサイド側の部品になります。
こちらもハンダを乗せてフラックスを入れバーナーで軽く炙ります。


スーっと溶けて接合面に流れ込みます。
見ていて気持ちいいですね。


ではでは、今日はこんなところで。

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