中子(刃の柄に埋まる所)とバックフックを組んだ状態で、柄材に当ててケガキを入れます。
柄材に当てている写真を撮り忘れたので、何とも説明し難いのですが…要は現物合わせでケガキを入れました。
![登山ナイフ224](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923116.v1456832303.jpg)
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続きです。
ケガキだけでは見え辛いので、白のマーカーを入れます。
これは白い色鉛筆。少し軟らか目の芯で、クレヨンよりチョット固めくらいの感じで書けます。こういう黒い素材にアタリを付けるのには良い感じです。
![登山ナイフ225](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923119.v1456832312.jpg)
さて、このアタリを元に、中子が入る様に溝を彫っていきます。
先ずは深さ目安を…。
5mm厚の鋼材ですから片側2.5mmを取ります。
このアタリ線、またズルしてノギスでケガいちゃいました。
測定器でケガくなんて……良い子は真似しないで下さいね。
![登山ナイフ226](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923129.v1456832321.jpg)
さて、ザクザクと掘り進んでいきます。
ボール盤にエンドミルをセットして…ハンドフライスでザクザクと削ります。
2.5mmくらいだったら1回のフライス作業で一気に彫れてしまいます。
エンドミルは8mm径のものを使ってます。
とても危険なので…良い個は真似をしないで下さいね。
![登山ナイフ227](http://art17.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923134.v1456832330.jpg)
こんな感じで、中子もバックフックも収まるようになりました。
![登山ナイフ228](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923140.v1456832339.jpg)
反対側の柄材も彫込みます。
そうそう、深さの合わせですが…。
こんな感じで、少し少し試し切りをしながら深さを合わせますよ。
微妙な深さの調整は……ドリルチャックを緩めて…手の感覚でやってます。
けっこう何とかなるものです。
![登山ナイフ229](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923146.v1456832347.jpg)
彫込んでる時はこんな感じ…。
重ねて…ですが、見てお判りの通り、ハンドフライスはとても危険なので、良い子は真似をしないで下さいね。
![登山ナイフ230](http://art9.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923154.v1456832356.jpg)
で、両面の柄材を彫り終わって、仮組みしてみました。
ばっちり中子&バックフックも納まってます。
![登山ナイフ231](http://art17.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923158.v1456832366.jpg)
これを2本分。けっこうシンドイですね…。
![登山ナイフ232](http://art17.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923163.v1456832374.jpg)
で、実は左の方、私用の方ですが、柄材を真っ二つに割る時に、チョット邪な心が過りまして…。中心線からズレた所を切ってしまったんです。
なので、上から見た時に、チョット左に寄った形になってしまいました。
わずか1mmチョットの差なのですが…これは痛手です。
これをどうやってリカバリー(誤摩化す?)するか…乞うご期待!。
![登山ナイフ233](http://art1.photozou.jp/pub/615/2726615/photo/233923167.v1456832383.jpg)
では、今日はこんなところで。
ハンドル材の加工はかなりの精度が必要なんですね
返信削除少し出来てしまった隙間はどのようにリカバリーされるのか楽しみです
くりくりさん、こんばんは。
削除コメントありがとうございます。
ハンドル材、これをシッカリ作っておかないと…人の手と刃の接点ですからね。
とりあえず、隙間は無いです。チョッと偏ってしまいました。
写真の通り、左のナイフの柄が右に偏ってますよね…。
リカバリーの方法は…もう少し先で紹介しますね。