火曜日, 5月 10, 2016

デスクナイフ6

今日は久しぶりにナイフネタで。

いよいよブレードの研削に入りますよ。
最近のブレードの研削方法は、万力にアルミ板(5mm厚)をセットして、このアルミ板にシャコ万(Cクランプ)2つでナイフをセットします。
けっこう簡単にセットできますよ。

デスクナイフ31

では、続きは下をポチッとな!。


続きです。

いつもと同じ様に、キツイ角度(だいたい30°くらい)でブレードの中心線近くまで…とは言っても少し余裕をもって削ります。

デスクナイフ32

これに「これ以上削ってはいけない」マークを付けます。
まぁ、赤マジックで塗るだけなんですけどね。

デスクナイフ33

いきなり、削ってしまいましたが…「これ以上削ってはいけない」マークも無くなっています…ねぇ…。
かなりギリギリまで削っています。辛うじて…先端の方にマークが見えてますね。

デスクナイフ34

この段階で目通しをして、面を出しておきます。
ヤスリ目の方向が前の写真と違っているのが判りますか。

デスクナイフ36

さて、これ以上削ってはいけないマークを再度塗って、刃厚をギリギリまで薄くしていきます。
この段階ではまだ厚みがあるので、ノコヤスリでザクザクと削ります。

デスクナイフ38

いよいよ厚みもギリギリになってくるので、ヤスリを粗目、中目と変えて…面出し(目通し)もやりながら削っていきます。

デスクナイフ39

最後にベベルストップを細丸やスリで整えて完了です。

デスクナイフ40

サクサクッと書いてきましたが、これをバランス取ながら両面加工します。
おまけに…3本分。
小さなナイフですが3本もあると、けっこう大変な作業です。

ではでは、今日はこんなところで。

2 件のコメント:

  1. 三本分両面ですか。
    正確・綺麗な仕上げ。
    やはりいつもびっくりさせられちゃいますねえ。

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    1. 銀爺さん、おはようございます。
      コメントありがとうございます。

      三本分、それなりに時間が掛かりますね。
      けど、厚みが3mmの鋼材ですから、比較的…楽に削れます。
      小さいナイフなので、刃厚も薄めに削りますから…けっこう気を使います(^_^;)。

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