日曜日, 4月 15, 2018

脱線2

せっかくなので、今日もボールペンの続きです。
が、ちょっと脱線の脱線です。
鍛金で、せっかく銅を使っているので、銅の着色法について色々勉強?しました。
煮色というのをやっていたいのですが、硫酸銅という劇物を使わなければならないので、まだ敷居が高いので、とりあえず簡単に?できる緋銅にチャレンジしました。

まずはお水を用意。
100均で売ってる瓶に水を入れて計測。約380cc。


さてさて、どうやるのかな?。
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続きです。
緋銅の方法、ネットで色々調べました。
ホウ砂の溶液に赤熱した銅を入れるだけ!。なんとも簡単な方法ですね〜。
早速ホウ砂の溶液を作ります。
ここにWikipediaで調べたホウ砂の溶解度は4.7g/100mlということで、計算して約18gのホウ砂を用意して溶かします。


で、できた溶液に赤熱した銅を「ジュ!!」っと入れます…。
と、おおぉぉ〜。赤くなりますね〜。
テストピースで実験。
写真の様な鮮やかな赤色に色が付きます。
が……最初っからこう綺麗にできた訳ではないです。
何回も失敗して、なんとかこうとかこういうのができました。
赤熱させた銅の温度、ホウ砂溶液の温度など色々複雑な?条件が揃わないと綺麗な赤になりません。下手すると真っ黒に…。


とりあえず、色の比較で赤マジックと記念撮影。
ちなみに、一部が黒くなっていますが、吊り下げるための針金が掛かっていた所です。
赤熱してても針金が掛かっていた所はチョット温度が低かったかな?。
微妙な温度の差で成否が分かれます。


で、早速、銅の鍛金で作ったボールペンを緋色に染めてみました。
が、これだけ大きいと温度のムラが凄いです。
イコール、色ムラが酷いことに!。
まぁ、誤魔化し誤魔化しやってみました。


色付け方法は簡単ですが、奥が深い着色方法ですね。
で、で、やってみてから気がついたのですが、このボールペンは、銅を鍛金によって加工して絞って口金(ボールペンの芯が出る先っぽ)を成形しています。この時、加工硬化でカチカチになった状態で完成するように加工していきます。
ボールペンの口金は芯とほぼピッタリになるようにギリギリのサイズで作っています。
ちなみに芯の直径は2mm。正確な測定器はないのですが、2.05mm〜2.1mmくらいの口金の大きさに加工します。この径を維持するために硬化した状態で仕上がるように加工しています。
しかし、緋銅の着色のために赤熱化させる事で、口金が焼き鈍ってしまうんですね…。
と言うことは、使っているうちに口金が広がってしまう可能性が大きいです。
と、言うことは、実用性がないということになるかなぁ。
この色付け方法は、ボールペンには向いてないかもしれません。

では、今日はこんなところで。

と思いましたが、追伸。
現在、心を入れ替えて?、ホームページも更新しようと奮闘中です。
何せ2年間放置でしたからね。
ここでガラッとイメチェンを図りたいと、いろいろと試行錯誤中。
なので、平日の更新は少々控えさせて頂き、ホームページの方に集中したと思います。
1ヶ月くらいかかるかなぁ?。まぁ出来上がったらコチラでも告知?しますので、その節には訪問宜しくお願いします。

ではでは、今日はこんなところで。

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